痛みが出たときに「そのうち治るだろう」と放置してしまう方は少なくありません。

しかし、早期に疼痛治療を行うかどうかは、その後の回復スピードを大きく左右します。炎症が長引くと、動作が崩れて別の部位へ負担がかかったり、慢性痛へ移行したりするリスクが高まります。
痛みの初期対応でよく使われるのが NSAIDs(エヌセイド) と呼ばれるロキソニンなどの消炎鎮痛薬です。これは炎症を抑え、痛みを和らげる代表的な薬で、内服薬・貼付薬・塗り薬など幅広い形で処方されます。ただし、症状に合わせた量や期間が重要で、「痛いときだけ飲む」「自己判断で中断する」といった使い方では十分な効果が得られないことがあります。
痛みが続く、動かしにくい、腫れがある──そんな症状がある場合は、早めに整形外科で原因を特定することが大切です。骨・関節・筋肉の専門的な診察を受けることで、必要な薬物療法やリハビリが明確になり、早期回復につながります。無理を続けて悪化させる前に、気軽に整形外科へご相談ください。






