腰痛は早めの受診が大事!
腰痛は、日本人の多くが一度は経験する身近な症状です。しかし実は、その約9割は初期治療で改善できるといわれています。

多くの方が「少し様子を見よう」「そのうち治るだろう」と我慢してしまいますが、放置すると慢性化したり、姿勢の悪化や運動不足を招くこともあります。
腰痛の原因は、筋肉の疲労や姿勢の乱れ、運動不足などによる「非特異的腰痛」が大半です。これらは適切な診察と、早期の治療・リハビリで十分に回復が期待できます。
「まだ大丈夫」と思わず、早めに病院を受診することで、短期間で痛みを軽減し、再発を防ぐことができます。
腰痛は“我慢するもの”ではなく、“早く治せるもの”。気になる痛みがあるときは、まずは専門医にご相談ください。
骨は刺激で強くなる!骨粗しょう症を防ぐ3つの習慣
🦴骨粗しょう症のメカニズムと対策
理学療法士がやさしく解説

① はじめに
「最近、背が少し縮んだ気がする…」「転んだだけで骨折してしまった」
そんな症状の背景にあるのが、骨粗しょう症です。
日本では50歳以上の女性の約2人に1人がなるとも言われています。
では、なぜ骨がもろくなるのでしょうか?
② 骨は生きている組織
骨は「硬い棒」ではなく、常に壊されては作られる組織です。
壊す:破骨細胞
作る:骨芽細胞
この2つのバランスが取れていると、骨の強さは保たれます。
しかし、このバランスが崩れると「骨量」が減ってしまいます。
③ 骨粗しょう症のメカニズム
骨粗しょう症は、
• 骨を作る力が弱まる
• 骨を壊す力が強まる
このどちらか、または両方が起こることで進行します。
主な原因は👇
• 加齢(特に閉経後の女性でホルモン変化)
• 運動不足(骨に刺激が加わらない)
• カルシウム・ビタミンD不足
• 喫煙・過度の飲酒
• ステロイドなどの薬の影響
④ 骨を強くする3つの対策
運動:骨に刺激を与える
骨は「荷重刺激」で強くなります。
おすすめは👇
• ウォーキング(毎日20〜30分)
• かかと落とし運動(骨密度UPエビデンスあり)
• 筋トレ(特に太もも・お尻まわり)
👉 「骨を支える筋肉」を鍛えることで転倒・骨折も予防できます。
食事:材料と栄養バランス
• カルシウム:牛乳、ヨーグルト、小魚
• ビタミンD:鮭、サンマ、きのこ類、日光浴
• ビタミンK:納豆、緑黄色野菜
これらをバランスよく毎日摂るのがポイントです。
生活習慣の見直し
• 喫煙は骨の再生を妨げる
• アルコールはカルシウム吸収を下げる
• 日光浴は週に2〜3回、15分程度が◎
理学療法士からのアドバイス
「骨を強くする」と「転ばない体を作る」はセットです。
理学療法士が関わることで、
• バランス訓練
• 筋力アップ
• 姿勢改善
など、骨折リスクを減らす運動プログラムを提案できます。
まとめ
✅ 骨は壊す・作るのバランスで保たれている
✅ 骨粗しょう症はそのバランスが崩れる病気
✅ 対策は「運動+栄養+生活習慣」
✅ 転倒予防も含めて理学療法士のサポートが効果的
インターバル速歩で簡単トレーニング!!
🏃♂️インターバルウォーキングで
健康的にスタミナアップ!
最近、テレビや雑誌でも話題になっている「インターバルウォーキング」。
これは、速歩(はやあるき)とゆっくり歩きを交互に繰り返すだけの、簡単で効果的な運動法です。
たとえば、
• 3分間の速歩(息が弾むくらい)
• 3分間のゆっくり歩き
これを1セットとして、30分程度続けます。

この方法のポイントは、「心拍数を上げる時間」を意図的に作ること。
持久力の向上だけでなく、血糖コントロール・脂肪燃焼・高血圧の改善・筋力維持にも効果があるとされています。
理学療法の現場でも、インターバルウォーキングは中高年の方のリハビリや体力維持にとてもおすすめです。
特に、無理なく筋肉と心肺機能を刺激できるため、運動が苦手な方でも始めやすいのが特徴です。
🔸始めるときのポイント
• 最初は週3回・20分程度からでもOK
• 速歩のときに少し息が上がるくらいを目安に
• 歩く姿勢は「背筋を伸ばして大股で」
• 痛みや疲れが強い日は無理せず休む
継続していくことで、少しずつ体力の底上げを感じられます。
「ただの散歩」よりも効率的に健康づくりができる、まさに“時短フィットネス”です!
膝関節痛について
膝痛はさまざまな要因が絡み合って生じますが、「関節軟骨の摩耗」と「筋力低下による負担増加」はとても重要な観点です。

1. 関節軟骨の摩耗
・膝関節の骨端は「関節軟骨」で覆われており、クッションのように衝撃を吸収し、滑らかな動きを可能にしています。
・加齢や長年の使用、外傷、炎症などによってこの軟骨がすり減ると、骨と骨が直接こすれやすくなります。
・その結果、痛み・炎症・可動域制限などが生じ、変形性膝関節症へと進行することがあります。
2. 筋力低下による負担増加
・大腿四頭筋やハムストリングスといった膝周囲の筋肉は、関節を安定させ、荷重を分散する役割を持っています。
・筋力が低下すると、歩行や立ち上がり動作で膝関節そのものにかかる力が増加します。
・その結果、軟骨への圧迫ストレスが強まり、摩耗が加速し、痛みが悪化していきます。
まとめ
◯軟骨が摩耗して「関節そのものが弱る」
◯筋力低下で「負担を受け止めるサポートが減る」
この二つが悪循環を作り、膝痛を慢性化させるのが典型的な機序です。
👉 だからこそ、筋力トレーニング(特に大腿四頭筋の強化)や関節にやさしい運動(ウォーキング、水中運動など) が予防・改善に有効とされています。
腰痛についての講演会を行いました。
季節の変わり目や寒い日になると『腰の痛みが強くなる』という声をよく耳にします。腰痛は生活習慣や姿勢とも深く関係しており、予防や早めの対策が大切です。
先日、高槻市真上公民館にて
「腰痛がある人もない人も聞いてほしい 〜原因と予防とストレッチ〜」
と題した講演会を実施させていただきました。



実技を交えた講演内容で、参加者の皆様方は真剣に取り組んでおられました。
かすや整形では腰痛に対しても幅広い選択肢で治療に当たっております。
腰痛でお悩みの方、是非とも当院へご相談ください。
今秋よりデイケア、訪問リハ始めました。
2023年10月より、かすや整形外科・骨粗しょう症クリニックではデイケア、訪問リハビリテーションを開始する事となりました。
デイケアでは、13時〜と14時〜の2部制となり1時間程度、物療などを中心とした利用者様のニーズにあった運動療法を行います。
また、短時間ではありますが理学療法士の個別リハビリも実施させていただきます。これにより、日々の体の変化に合わせてリハビリテーションの内容も随時見合わせていきます。
※当院のデイケアでは送迎サービスや入浴サービス等は行っていません。要支援1や2の方を対象とした1時間程度の短時間プログラムとなっております。
訪問リハビリについては経験あるセラピストが整形外科疾患のみならず、脳卒中後遺症や呼吸器疾患など幅広い疾患に対応したリハビリテーションを実施していきます。
急性期病院退院後の方や、運動をしたいけど何をすれば良いのかわからないという利用者様や、そのご家族様におかれましても、かすや整形外科から新しいリハビリテーションの形を提案させていただきました。
詳細につきましては、当院にて直接ご確認いただくか、
(直通)080-5792-8550までお電話下さい。
お盆休みのお知らせ
平素より格別のお引き立てを賜り、厚く御礼を申し上げます。
皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、宜しくお願い申し上げます。
かすや整形外科骨粗しょう症クリニック






